「希望する仕事」に就くための支援——IPSモデルとは?
リスタ八王子では、就労支援の中心に「IPSモデル(個別就労支援)」を採用しています。
IPSモデルとは、障がいのある方の「希望する仕事」にできるだけ早く就くことを目的とした、アメリカ発の就労支援手法です。

一般的な就労支援では、訓練を重ねた後に就職を目指すのが一般的ですが、IPSではまず本人の希望を出発点とします。たとえば「事務の仕事をしてみたい」「人と話す仕事に興味がある」といった思いを大切にし、早い段階で実習や就職活動を始めます。
また、就職した後も「職場になじめるか」「体調を維持できるか」などの不安をサポート。支援者が本人・企業双方と連携し、定着支援を長期的に継続するのも大きな特徴です。
IPSモデルの8原則に基づき、リスタ八王子では次のような支援を行います

就労の希望がある
すべての方を対象にする

訓練よりも
就職を優先

支援スタッフと
就職活動担当者が連携

企業へのアプローチは
個別対応

支援は本人の希望に
沿って進める

就職後の
定着支援も提供
「いつか働けたら…」という想いを、「現実の一歩」へ変える。
リスタ八王子のIPS支援は、あなたらしい働き方を一緒に探すところから始まります。
科学的根拠に基づいた就労支援
IPSモデルは、アメリカを中心に数多くの臨床研究でその有効性が実証されている支援モデルです。
代表的な研究では、IPSモデルによる就職率は従来型支援の2倍以上とされており、長期的な職場定着にも好影響を与えることがわかっています。
主な研究成果

2001年のRCT研究(Drakeら)では、IPS群の就職率は78%、対照群は28%。

世界20カ国以上での効果検証が進んでおり、**国際IPSセンター(IPS Employment Center)**でもモデルの標準化が進んでいます。

日本でも、自治体や精神科病院による実践が進み、厚生労働省も普及に関心を示しています。
IPSモデルの効果は、以下の8原則(個別支援・迅速な就活・本人の希望優先など)に基づくことが科学的に確認されています。