リスタ八王子の3つのサービス
リスタ八王子は、2016年6月1日に障害福祉サービス事業所として運営をスタートしました。現在は、自立前の生活訓練と就労前のアセスメントとサポートを行う就労移行支援、就労後のサポートを行う就労定着支援の3事業の統合サービス事業所「多摩地域IPS就労支援センターリスタ八王子」を運営しています。
就労移行支援について
一般企業に就職を希望する障害者であり、企業に雇用されることが可能と見込まれる方に対し、生産活動、職場体験その他の活動の機会の提供、その他の就職に必要な知識および能力の向上のために必要な訓練、求職活動に関する支援、個人の適性に応じた職場の開拓、就職後における職場への定着のために必要な相談、その他の必要な支援を行います。
当センターでは、主に精神疾患を持っている人たちへの自己実現を応援するために開発された、IPSモデルを実践しています。職業準備性向上を目指す従来の画一的な訓練モデルではなく、職業訓練を行わず迅速に仕事探しを開始し、本人の仕事への関心、興味、ストレングスに基づいた支援を行っています。また、IPSの基本原則に則り、支援の除外基準は一切排除し、支援を希望する全ての人を対象として、生活面の支援や家族支援も手厚く行っています。
自立生活訓練について
障害のある方に対し、地域生活を営む上で、生活能力の維持・向上のために必要な訓練、ストレスの対処、健康管理、生活等に関する相談・助言、次のステップに進むための支援を行います。
当センターでは、利用者それぞれの個別の生活課題に向き合い、オーダーメードな支援を行っています。地域生活や自宅での暮らしを円滑に行っていくための社会ルールの学習や、福祉制度の利用、家事スキル、人間関係構築、経済的な生活設計まで、支援は多岐にわたります。また、就労支援も提供できるのが大きな特徴であり、単なる居場所支援ではなく、社会につながる次のステップを見越して支援を行っています 。
就労定着支援について
2018年4月に新たな障害福祉サービスとして創設されました。就労移行支援、就労継続支援、自立訓練、生活介護などの利用を経て一般就労へ移行し、6ヶ月が経過した障害のある方で、就労に伴う環境変化により日常生活や社会生活において、生活面の課題などが生じている方に対し、雇用された企業で継続して働けるよう、本人と企業の間に立って、様々な社会資源を活用しながら職場定着サポートを行います。
当センターは、八王子市指定第1号の事業所として定着支援に取り組んでいます。当センターの定着支援のゴールは、最終的に企業と本人との間で問題解決を図れるようになることであり、そのための役割として、「生き辛さを抱える社員を支える職場」の仕組み、制度、風土を職場に創り出していくために、企業との協働が重要と考えています。企業、本人双方の幸福の最大化を目指して、就労移行から職場定着へとシームレスな支援を行っています。